最初に輸入原価を確定する!
輸入ビジネスの最大の醍醐味は「値付け」である。
では、まず定価を決めるために何をするか?あ
あなたが仕入れた商品の輸入原価を知る必要がある。
原価がわからなければ、定価の付けようがないからである。
個人で輸入ビジネスをやる人で、原価を確定してから値付けをする人は少ないかもしれない。だいたいのどんぶり勘定でやっている人も多い。
しかし、例えばあなたがハンカチを仕入れたとして、1枚売れるとあなたの利益がどれくらいなのかを正確に知ることは非常に重要なことなのだ。
これがわかっていないと長期的かつ安定したビジネス展開を望むことは難しい、と私は断言する。
輸入が終わった段階で、輸送費等、かかったコストを仕入れ価格に合算して、原価を出してみよう。
法人化していなくても、きっちりと原価を出して記帳することをお勧めする。
輸入ビジネスにおいては、原価が確定しなければ自分の付けた値段が妥当かどうかを判別できないからである。
かかったコストを含めた原価を出すのは面倒だ、と言う人もいるかもしれない。
私自身、まめな性格ではないし、面倒くさがりだ。
だから楽をする方法を考えてきたわけだが、あなたは何も難しい計算をする必要はない。
1つの商品を輸入する際に、1社のフォワーダー、あるいは通関業者に輸送から通関、倉庫に入れるまですべてを任せてしまえばいいのである。
通しで1社に頼めば、請求書も1枚で済む。すると、商品の原価はひと目でわかるのだ。
この原価を元に、5倍でも10倍でも、需要があれば20倍でも自由に価格設定できるのが輸入ビジネスの醍醐味なのである。
売れるのならば、何十倍にしたって構わない。
その際、自分の利益が明確にわかった方が面白いではないか!
原価を計算しておくと、いざという時のリスクヘッジにもなる。
残念ながら、あなたが輸入した商品が売れないこともあるだろう。
在庫にしておくだけで赤字である。
こうした時に、どの時点でどれくらいの値段で手放せばいいかということが、正確な原価を知っていれば判断できるのである。
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