粗利%を確保する値付け法
具体的に原価の何倍くらいの値付けをすれば儲かるのかよくわかない、という方もいらっしゃるだろう。
そこで粗利50%を確保する私の実務レベルでの値付け方法を公開しよう。
1.現地で提示された原価の最低5倍に定価を設定する(原価の安いアジアからの輸入の場合は6倍以上)。
2.この暫定の定価では高すぎ、日本市場で売れそうもないと判断した場合は、メーカー側に値引きを申し入れる。
3.値引きが受け入れられれば、新たな価格を本格オーダーの際の際の定価にする
それでは、値引きが受け入れられなかった場合はどうするか?
その時点で輸入を諦めることも考慮に入れなくてはならない。
あなたはわざわざ海外の見本市まで行って商品を見つけたのに諦めきれない、と思うかもしれない。
もちろん、自分の利益を削る方法もあるが、輸入ビジネスには思いがけない損失や経費が発生することも多い。
時には引く勇気も必要である。
しかし、その商品が独占販売権を獲得しているなら話は別だ。
一時の利益を削ってでも、将来性を見据えて輸入販売するのもありだろう。
要は、その値段で売れるか売れないかの見極めなのだ。
あなたが仕入れた商品が日本でヒットするかどうかは、小売価格の設定が妥当かどうかも大きなポイントになってくる。
お客様がその値段で満足するかどうか、魅力的に感じるかどうかをイメージしなくてはならない。
商品発掘と値付けこそが、輸入ビジネスにおけるあなたのセンスの発揮しどころなのである。
今は、インターネット等で同種の商品の値段が簡単に比較されてしまう。
原価もだいたい見えてしまうだろう。
だからこそ、市場の相場を見ながら、自分の仕入れた商品のコストに付加価値を加えた定価を出す必要がある。
いくら自由な価格設定ができるといっても、お客様が買ってくれなければ、あなたの仕入れた商品は不良在庫になってしまうからである。
ここにきて、改めて独占販売権の重要性がご理解いただけたのではないだろうか?
類似商品がなく、オリジナリティに富んだ商品の独占販売権を持っていれば、他商品を気にして低価格にする必要もない。
ブルーオーシャンでビジネスができれば、粗利50%以上の高価格設定は不可能ではないのである。
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