そもそもコミュニケーションは、なんのためにするのか?

コミュニケーション、これほど多くの人が様々なことを言い、さまざまな定義のある言葉もないのではないだろうか?


今日は、特にビジネスコミュニケーションについてお話しする。


コミュニケーション。


よく聞く言葉である。



いろんな人が、さまざまな立場からこれについて論じている。

自分を知ってもらうため、相手をよく知るためなど相互理解のための手段。

意思の疎通、情報の伝達など定義は、さまざまである。



では、ビジネスにおけるコミュニケーションは、なんのためにするのか。

そもそも、コミュニケーションの本質とは、一体なんであろうか。



私は、誤解を恐れずにあえて言う。

コミュニケーションの本質とは「相手に自分の思う通りに動いてもらうこと」だと。

非常に傲慢に聞こえたとしたらご容赦いただきたい。



あえて刺激的にお話をしている。



説明しよう。
こういうことなのだ。



基本的に人が人とコミュニケーションをする際には、
なんらかの意図をもってするということは、御理解いただけるであろうか。



そもそもなにも望まない相手と対話を持つことはないはずだ。

少なくとも何かをしてもらいたい、聞いてもらいたい、などの要望を持って
接しているはずだ。



これはビジネスの場合は、より顕著である。

ビジネスミーティングでは、いかに相手に自分の欲求どおりに動いてもらうかの戦いと言ってもいいのだ。


相手と相互の理解はできた。

しかしお互いの要求はなにも叶えられなかった。


これは、コミュニケーションの失敗なのだ。



あなたは、お客とダンスを踊るという言葉を聞いたことがあるだろうか。
お客に気に入られることばかりに集中し何度会ってもこちらの要望を言わないで、結論を先延ばしにすることを言うのである。


断られるのが怖いのだ。
駄目なセールスマンの典型としてよく使われる言葉だ。
結論を先延ばしにしても意味はない。


自分の思いを伝え、自分の思い通りに動いてもらえるようにするためには、相手にどんなメリットを与えられるのかを突き詰めて、相手自らの意思で動いてもらうことが肝心なのである。


ポイントは、相手に自分の意志で動いてもらうことである。
人は動かされたことが、明らかな場合は、不快感を持つからである。


突き詰めると(ビジネス)コミュニケーションとは、いかに相手に動くことによって利益を得られるかを理解してもらい、結果としてあなたの思う通りに動いてもらうための手段と言えるのである。

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