販売価格とはどのようにして決めるべきなのか
商品の販売価格の設定は、まさにその企業の市場戦略そのものだ。
まず大事なことは、同じような商品の価格を見ること。
付けた価格が大きな開き、特に類似品がかなり安い値段で販売されているときは、注意が必要である。
その商品群が低価格戦略に使われている可能性があるからだ。
もちろんまったく同じ商品ではないとはいえ、
それによって予定した利益が出ない場合もあるのだ。
かといって販売ターゲット(顧客)層が抱いている「値ごろ感」を無視してはいけない。
どんなに優れた品質のものであっても手の届かない価格のものでは、結局売れない。
もちろん仕入れ価格あっての販売価格の設定であるから、これによって左右されてしまうのは仕方がないことではある。
その辺のバランスを見ていく、というのも大切になってくる。
二つ目に大事なことは、販売先の形態によってもそれぞれ違ってくるということだ。
輸入して直接消費者に販売するのか、他の小売店に販売するのか、卸売り業者に販売するのかによって、仕入れ価格や販売価格や利益率も変わる。
国内での実勢販売価格を参考にして、販売先や販売方法に応じて輸入原価をベースに設定しよう。
付けた価格が、当初考えたものよりずっと安くて利益率が思うほどではない場合は思い切ってその商品の輸入自体を見直す勇気も時には必要になってくる。
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