日本人である、これだけで信頼される
海外の見本市に行くとわかるが、実は日本人ということ、これだけでひとつのブランドなのである。
海外のメーカーにとって、日本は世界第3位の経済大国である。
誰もが日本市場と取引したいと思っている。
また、日本人は金銭的な面で非常に信頼度が高い。
しかも、交渉しやすいと思われている。(これは名誉なことではないが…)
だから、日本人だ、といった瞬間に非常に喜ばれるのだ。
また、日本製品への信頼も非常に高い。
メイド・イン・ジャパンといえば、欠陥品の少ない、世界最高水準の品質の、高価な商品というイメージがある。
海外のバイヤーで日本製品をけなす人はいない。
私は海外の展示会に日本製の商品を出品するお手伝いをしたことがあるが、海外のバイヤーで日本の製品を悪く言う人は一人もいなかったのだ。
しかも誰一人として、だ。
市場としても、製品の完成度の高さも、「日本」は貿易の世界では信頼されている。
だから「日本人」であるというブランド、これを自信満々で使わないと損なのだ。
私自身、輸入ビジネスをする中で、逆に日本人としての誇りを持った。
もっと私たちは自信を持っていいのだな、と。
だから個人で輸入ビジネスを始めたとしても、何もためらう必要はない。
あなたは、日本人というだけですでに有利な立場にあるのである。
お金はどれくらい必要になるの? という質問をよくされる。
それはあなたの目標設定、目指す売り上げによって違ってくる。
本業としてやりたいのなら多少のまとまったお金は必要だが、リスクはあなたが思っているよりはるかに小さいのである。
軍資金がまったくないという方には、資金ゼロからでも始められるRep.という方法もある。
海外メーカーの代理人となって、日本でお客様を探して手数料をもらうビジネスだ。商品を輸入するのではなく、メーカーとクライアントの横のつながりを作って、メーカーの代理人として利益を得るのである。
また、さらにソフトな方法として、在庫を抱える必要のないドロップシッピングというビジネスもある。
海外メーカーと事前に契約だけ結んでおき、お客様から注文があった時だけ海外から直接送ってもらう方法だ。
これは時間を取られないビジネスなので、サラリーマンをしながらやっている人も多い。
私の生徒でサラリーマンの副業としてこのビジネスを始めた人がいるが、今では会社を作って事実上の社長になり、副業がサラリーマンになってしまったというのだ。
驚きではないか?
発想がこれまでの日本人の仕事観とはまるで違うのである。
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