強いまなざしの重要性とは?
交渉事において、強いまなざしは、強烈な武器になる。
と同時に強烈なまなざしは、相手の信頼をもかち得ることができるのである。
しかし残念ながら、我々日本人は、強いまなざしどころか相手の目を見て話すことすら苦手にしている人が多いのである。
よく日本人は、とてもシャイだと言われる。
特に欧米系の人間に対して必要以上にへりくだったり、コンプレックスを感じることが多いのである。
そのため、外国人とりわけ白人と相対する場合、何も言えず彼らから日本人はただヘラヘラと笑っているだけだ、などと揶揄されてしまうのである。
欧米系の人間は、もともと相手の目を見ながら話すことは、礼儀だという考えがある。
一方我々日本人の中にはあまり相手の目を見つめるのは、失礼だという考え方があるのだ。
まったく正反対の考え方ではないか。
結局我々は、相手の強烈なまなざしに圧倒されて相手から目線を外してしまうのである。
動物間では、互いに眼と眼があった時に目線を外した方が、やられるという法則がある。
人間とて、動物の一種である以上この法則は、例外ではないのだ。
目線をはずした瞬間相手より劣位に置かれてしまうのだ。
その相手に頭があがらなくなってしまうのである。
そんな覚えがあるのでは、なかろうか。
そっと胸に手をあてて考えてみてほしい。
なんとなく頭が上がらない人、その人の前に出ると上がってしまうなど相手などいるはずである。
そう。
そうなのだ。
あなたは残念ながらその人との初対面時に劣位に置かれてしまったのだ。
あわてて目線をはずすことによって。
私自身もこれは、何度も経験している。
初対面の時は、重要である。
その後の人間関係を決定づけてしまうからである。
相手の目を見つめる場合、ひとつ注意しなければならないことがある。
それは、相手を見つめる場合、怖い顔で見つめてはいけない。
微笑みを浮かべながら、優しくやるのである。
喧嘩にならないように…。
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